全てのモノが煩わしそうに
うるさそうに
鬱陶しそうに
全て、遮断するように
「どうだった?」
朝食で賑わう大広間。
ハリーは自分達の席の近くに歩いてきたネビルに問うた。
もっとも、しょんぼりした表情と、すねたような足取りを見れば、結果は一目瞭然だったのだけど・・・
ネビルはハリーの予想どうりに、無言でただ首を横にふった。
だめだった と。
予想どうりの答えに、ハリーは短く息をついて「そう」とだけ返す。
ネビルがハリーの正面の席のイスを引いて座った。
ハリーはチラリと大広間の出入り口に視線をやる。
ちょうど、ネビルをしょんぼりとさせた原因の“彼”が、大広間の大きな扉から出て行くところだった。
先日、ホグワーツ2年生としてハーマイオニー曰く、異例の編入をしてきてさらに、ルームメイトになった“蒼薇=神使”
彼がハリーたちのルームメイトになってすでに数えて
ネビルは彼を自分達と一緒に朝食をとることに誘うのに“失敗した”のだった。
「ほっとけよ!あんな無愛想な奴!」
ザクリと乱暴に朝食のトマトをフォークで突き刺してハリーの隣に座っていたロンが吐き捨てるように言った。
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グリフィンフォールに入った主人公をネビルとハリーと現在よりもうちょっと仲良くさせてあげようかな〜と、優しい事を考えていたときにかかれたものだろうと思われる(笑
このときは、カイン=ツェリベットの登場予定は微塵もなかった(脳内に存在すらしてなかったよ!)
このまま続きを書いていればおそらくハリー視点で主人公のことがかかれ、ハリーが主人公にちょとりと話しかける・・みたいな展開になっていたと思われる
・・・番外編でかけそうなかんじもするなぁ(笑